
【姫路 イベント】第38回 和辻哲郎文化賞 授賞式・記念講演会
哲学者・和辻哲郎の名を冠した伝統ある
和辻哲郎文化賞 の第38回授賞式が開催されます。
会場はおなじみの 姫路市市民会館 大ホール。
全国規模の文化賞のセレモニーが、ここ姫路で行われるのは誇らしいことですね。
🏛 和辻哲郎文化賞とは?
この賞は、姫路市制百周年と姫路出身の哲学者
和辻哲郎(1889~1960)の生誕百年を記念して、昭和63年度に姫路市が創設しました。
和辻哲郎の幅広い学問的業績を顕彰し、その思想の今日的意義を国内外に発信するとともに、研究者の育成、そして市民文化の向上に資することを目的としています。
🏆 第38回 受賞作
🏆 一般部門
文学・歴史・芸術など文化全般における優れた著作が対象。
和辻が分野横断的でスケールの大きな学者であったことを踏まえた部門です。
日比嘉高 著
『帝国の書店 ―書物が編んだ近代日本の知のネットワーク』(岩波書店)

📖 学術部門
哲学・倫理学・宗教・思想・比較文化などの分野で、学術的水準の高い研究に贈られます。
和辻が専門とした領域を正面から受け継ぐ部門です。
渡名喜庸哲 著
『レヴィナスのユダヤ性』(勁草書房)

👤 和辻哲郎とは(姫路が生んだ世界的哲学者)
現在の姫路市仁豊野に生まれ、姫路中学を経て東京帝国大学哲学科へ進学。
大学時代には文芸雑誌「新思潮」に参加し、文学活動も展開しました。
やがて西欧実存哲学の研究へと進み、『ニイチェ研究』を著して注目を集めます。その後、東洋思想への関心を深め、日本人の立場から人間と文化を考察し、独創的な倫理学を打ち立てました。
代表作には
『古寺巡礼』『風土』『倫理学』
などがあり、日本思想界に計り知れない影響を与えました。
姫路出身の哲学者が、いまも全国規模の文化賞として受け継がれている――。
これも姫路の大きな文化財産です。
🗓 開催概要
日時:令和8年3月1日(日)
午後1時30分~4時
会場:姫路市市民会館 大ホール
定員:800人
参加費:無料
🎤 記念講演
講師は哲学者の鷲田清一 さん。
大阪大学総長も務められた、日本を代表する哲学者です。
演題
「『しんがり』の心構え—地域社会と『私』」
“地域社会”というテーマは、まさに姫路で聴くのにぴったり。
和辻哲郎の思想ともどこか通じる、「人と人とのあいだ」を考える時間になりそうです。
✉ 申込方法
① 申請フォーム
② 往復はがき
〒670-0021
姫路市山野井町84番地
姫路文学館 宛
※必要事項を明記
※車椅子席・手話通訳希望は申込時に記載
※姫路文学館受付でも申込可能
🌸 地元で“知”に触れる春
姫路が生んだ哲学者の名を冠した文化賞。
その授賞式と記念講演を、地元で、無料で聴ける貴重な機会です。
歴史のまち姫路で、「人間とは何か」「地域とは何か」を考える一日を。
春の予定に、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。


