補聴器専門店「音ごころ」10周年

「聴こえ」を支える地域の拠点に

開業の経緯

　補聴器専門店「音ごころ」（姫路市町田、TEL 079-268-1133）が、8月31日でオープンから10周年を迎えました。

　同店は2015（平成27）年8月31日に開業しました。店主の松本知巳さんは補聴器専門店に8年間勤務した経験を持ち、妻の母が難聴であったことから補聴器に関心を持ったといいます。「デリケートな機器のため専門的な対応が必要」と考え、この業界に入りました。その後独立し、「補聴器を使う人、これから使う人の駆け込み寺になりたい」との思いで現在の店舗を開きました。

店舗の特徴

　店舗面積は約20坪で、耳の測定や言葉の聞き取りテストを行い、補聴器の試聴も可能です。充電式・電池式の耳かけ型、耳あな型、ポケット型など100台以上をそろえています。

　松本さんは「音が聴こえにくくなると会話が減り、行動も消極的になります。聴こえを補うことで生活の質が向上します。お客さまの聴こえのレベルに合わせて調整し、改善までじっくり向き合います」と話します。

地域での活動

　現在は週2回、姫路市内の耳鼻科で補聴器の相談やメンテナンスを担当しています。その他の日は利用者の自宅を訪問し、相談や調整に応じています。

　10年を振り返り「訪問件数も増え、店舗スタッフも必要になり、日々忙しくしているうちに10年がたちました」と松本さんは語ります。

今後の展望

　今後について松本さんは「高齢者と接する機会が多いため、補聴器に限らず高齢者が集える場所をつくることも検討したい」と話しています。

営業時間

　営業時間は9時～18時。土曜午後・日曜・祝日が定休です。