姫路市立動物園 雌のニホンジカ「ロビン」

姫路市立動物園でニホンジカが一時脱走 冷静な対応で無事収束

5月22日、姫路市立動物園でちょっとした騒動があったようです。午後3時半ごろ、雌のニホンジカ「ロビン」が、飼育舎から外へ出てしまったとのこと。



きっかけは、飼育員がエサやりと掃除の際に扉の鍵をかけ忘れていたこと。そこからロビンがスッと抜け出し、園内を軽やかに駆け回る姿が目撃されたそうです。

園内放送で即座に来園者に避難を促し、スタッフ総出での対応が始まりました。およそ5分後には、ロビンは無事に捕獲され、落ち着かせるための鎮静剤も使用されたとのこと。園内にいた約20人の来園者も安全に避難し、誰一人けがをすることはなかったそうです。

ロビンは、姫路市の男鹿島鹿公園から迎え入れられたシカで、年齢はわかっていないものの、スタッフにとっては大切な存在です。興奮状態でしたが、けがもなく無事に収容されたということで、本当によかったですね。

姫路市立動物園では、毎年、動物の脱走を想定した訓練を実施しており、その日頃の備えが今回の冷静な対応につながったようです。

副園長の大川毅さんも「基本作業の見直しを徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしていました。

ロビンも、久々の“冒険”にドキドキだったかもしれませんが、今は穏やかに過ごしていることでしょう。来園者もスタッフも無事で、何よりでした。

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