姫路市平和資料館

【8月31日まで開催】姫路市平和資料館で「非核平和展」 原爆資料や児童生徒の作品展示




姫路市平和資料館(姫路市南八代町)で現在、「令和7年度非核平和展」が開かれています。会期は8月31日までです。

市の「非核平和都市宣言」から続く取り組み

同展は、1985(昭和60)年3月6日に姫路市が行った「非核平和都市宣言」をきっかけに、翌1986(昭和61)年度から毎年開催しています。非核平和の理念を広く市民に伝え、戦争や核兵器について考えるきっかけとしてもらうことを目的としています。




広島・長崎の資料と市内児童生徒の作品

会場では、広島平和記念資料館所蔵の原爆写真ポスター30点や原爆の絵(複製画)35点、長崎原爆資料館所蔵の被爆写真パネル30点を展示しています。市内の小・中・高校生による書道や絵画など約270点の作品も並びます。
このほか、原爆を題材にしたアニメ作品の上映や、原爆症治療に尽力した医師・都築正男博士の紹介展示も行っています。資料提供には広島・長崎両資料館が協力しています。

姫路空襲と資料館の役割

姫路市は1945(昭和20)年に空襲を受け、市街地の大部分が焼失しました。平和資料館は、姫路空襲の記録や戦争被害の実態を伝える場として1996(平成8)年4月に開館しました。戦争の惨禍と平和の尊さを後世に伝えるため、資料や映像を常設展示しています。施設は手柄山中央公園内にあり、近くには太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔も立っています。




観光とあわせて訪れる選択肢

平和資料館は姫路城から車やバスで約10分です。手柄山中央公園内には展望台や手柄山交流ステーションなどもあり、観光や散策の合間に立ち寄りやすい立地です。広島や長崎まで足を運ばずとも、原爆の資料や証言に触れられる点も特徴です。

開館情報

開館時間は9時30分~17時。月曜休館。観覧無料(常設展示室は一般250円、小・中学生50円、8月15日の終戦記念日は無料)。

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