
姫路駅前で「HIMEJI COFFEE FES」初開催 市内ロースターが集結し、飲み比べ企画も
姫路駅北にぎわい交流広場(姫路市駅前町)で11月23日、「HIMEJI COFFEE FES」が開催されます。市内のコーヒー店5店舗が参加し、スペシャルティコーヒーの飲み比べやスイーツ・パンの販売など、さまざまなブースが並びます。主催は「HI,COFFEE.」です。
■ 姫路で広がるコーヒー文化と、ロースターのつながり
近年、姫路市内ではスペシャルティコーヒーを扱う店舗が増え、産地や精製方法までこだわったコーヒーを提供するロースターが注目を集めています。焙煎技術の大会で入賞経験を持つバリスタや、個性的な抽出スタイルを打ち出す店が登場するなど、地域のコーヒー文化が成熟しつつあります。

左から「HI,COFFEE.」今村卓磨さん、香織さん、「coffee LUTINO」小林沙織さん、「REGREEN COFFEE」大樫信二さん
今回のイベントは、こうした市内ロースターの魅力を一度に体験できる機会として企画されました。会場には各店の特徴を紹介する説明パネルを設置し、飲み比べを通して「味の違い」だけでなく、コーヒーが生まれる背景にも触れられる構成になっています。
■ 参加5店舗の紹介
● HI,COFFEE.(東辻井)
主催者でもある同店は、店主の今村卓磨さんが焙煎技術の全国大会で入賞経験を持つロースターです。姫路の豆文化を広げる活動にも積極的で、今回のフェスでも企画全体の中心を担います。
● Piece by Piece coffee(飾磨区構)
丁寧な焙煎と安定した味わいで人気のロースターです。豆の種類ごとに風味が分かりやすく、飲み比べで違いを感じやすい一店です。
● KUUHAKU COFFEE(久保町)
「空白=余白」をテーマにした店舗づくりが特徴の同店は、爽やかな香りの浅煎り系を得意としています。姫路中心部からのアクセスも良く、若い世代の支持も集めています。
● REGREEN COFFEE(勝原区宮田)
「Re-green」という店名の通り、地域との関わりや持続可能性を意識した取り組みが特徴です。バランスの良い焙煎が人気で、イベントでも注目を集めそうです。
● coffee LUTINO(御立中)
こだわりの抽出と、深煎り・中煎りいずれもファンが多いロースターです。ブランド性の強い店づくりも特徴で、同店のコーヒーを目当てにイベントを訪れる人も多いと見られます。
■ スイーツ・パンブースや子ども向け体験も
会場には「すず菓子店×コッタパン」「Devin×astlancha」「Furan×chewy and chunky」「巣箱×MILbake」など、人気店同士のコラボ出店も並びます。コーヒーとのペアリングを楽しめる構成になっています。
子ども向けのドリップ体験ワークショップや、DJによる音楽ブースも設置され、家族連れでも楽しめる内容となっています。
また、グラスデザイン作家・ささまきこさんが制作したイベント限定オリジナルグラス(1,800円)も販売されます。姫路の街をモチーフにしたラインアートが施され、数量限定での展開です。


■ 姫路駅前イルミネーションとも連動
同時期には「姫路駅前イルミネーション」の点灯も予定されており、夕方から夜にかけて駅前の回遊性向上が期待されています。今村さんは「コーヒーをきっかけに、姫路駅前のにぎわいづくりにつなげたい」と話しています。
■ 開催情報
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日時:11月23日 13:00~19:00
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会場:姫路駅北にぎわい交流広場(姫路市駅前町)
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料金:
前売=1,800円(ミニサイズ5杯)
当日=2,000円(ミニサイズ5杯)、1,200円(3杯チケット)


