姫路交響楽団

【4/27開催】姫路交響楽団の春の演奏会がアクリエ姫路で開催されます。

2025年4月27日(日)に姫路交響楽団の第93回定期演奏会が開催されます。

「サン=サーンス 死の舞踏」
「リムスキーコルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」作品36」
「メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調「スコットランド」作品56」 が演奏されます。

それぞれの曲の特徴を紹介しますね。
多彩な楽器による豊かな音楽表現が魅力のオーケストラ。
是非楽しんでみてください。

サン=サーンス 死の舞踏

《死の舞踏》は、詩人アンリ・カザリスの詩に基づいた交響詩で、「死が真夜中に墓場でバイオリンを奏で、骸骨たちが踊り出す」という幻想的な物語を音楽で描いています。音楽が進むにつれて、骸骨たちの宴が夜通し続き、朝が来ると静けさが戻る…という明確なドラマがあります。聴いているだけで情景が目に浮かぶような、シネマティックな音楽です。

リムスキーコルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」作品36

この曲は、「ロシア正教の復活祭(イースター)」を題材とした祝祭序曲です。
イースターの朝、暗闇の中から一斉に鐘が鳴り、教会が光に包まれていく——そのような宗教的な荘厳さと熱狂的な喜びが音で描かれています。
リムスキー=コルサコフの《ロシアの復活祭》序曲は、「宗教的・精神的な高揚感」と「庶民の熱狂的な喜び」が一体となったロシア的情熱の結晶とも言える作品です。壮大で、美しく、そしてどこか土の匂いも感じられるこの作品は、一度聴けば忘れられない印象を残します。

メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調「スコットランド」作品56

この交響曲は、1830年にメンデルスゾーンがスコットランドを旅した際、とりわけエディンバラのホリールード宮殿の廃墟に感銘を受けて着想を得たと言われています。
第一楽章冒頭の物悲しい旋律は、まさに霧に包まれたスコットランドの古城のような雰囲気。聴くだけで荒涼とした丘や曇天の空、冷たい風が感じられるような情景描写的な音楽です。
メンデルスゾーンの《スコットランド交響曲》は、旅の記憶が音楽に昇華された傑作です。
美しい自然、歴史の影、民俗のリズム、そして感情の抑揚がすべて詰め込まれています。まさに「音で描いたスコットランド」。



日時 2025年4月27日(日)午後2時開演 (開場13時)
開場 アクリエひめじ 大ホール
料金 入場無料
(入場整理券が必要。アクリエ姫路・キャスパホール・パルナソスホール他会場も配布中。当日配布もあり)

姫路交響楽団 演奏会

姫路交響楽団とは

昭和49年に姫路バロックアンサンブルを母体として結成されたアマチュア・オーケストラ。
結成以降、常任指揮者黒田洋のもと定期演奏会(昭和54年から年2回)を開催し、隔年にファミリー向けサマーコンサートと古典シリーズを開催。依頼公演も数多くこなし、長大なオペラやバレエの全曲演奏にも挑むなど、意欲的に活動を継続している。
50周年となる令和6年の記念定期演奏会では、5回目となる第九演奏会を実施。市内3合唱団(月曜会、セレスチナ合唱団、姫路市民合唱団)とバリトン池内響氏をはじめとする4人のソリストによる総勢約200名での大合奏を披露した。
現在10代から70代までの90名が団員として在籍。同楽団の活動は、姫路に根付いたオーケストラとして市民文化の向上に大きく貢献している。
令和6年度(第47回)姫路市芸術文化賞では「芸術文化年度賞」を受賞。

 

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