姫路・塩町に新たな焼き肉店「和牛ヘレ肉 元氣 離れ」　赤身肉で勝負

姫路市塩町に、赤身肉を主役に据えた焼き肉店「和牛ヘレ肉 元氣 離れ」が7月17日にオープンしました。運営は、隣接する「海鮮居酒屋 元氣」で知られる小林康人さんです。

小林康人さん（右から2人目）

海鮮居酒屋の仕入れ力を焼き肉に応用

新店舗の広さは約20坪。店内にはテーブル席が7卓あり、最大30人を収容できます。全席に上引き式無煙ロースターを導入し、煙やにおいを抑えた快適な空間づくりがなされています。

開業の背景には、「海鮮居酒屋 元氣」で培ってきた仕入れネットワークの活用があります。小林さんは「新たな挑戦として焼き肉業態への進出を決めた」と話しており、海鮮仕入れの強みを肉の分野にも活かす狙いです。

脂控えめな赤身肉を中心に

同店の特徴は、あえて脂の少ない赤身肉を中心に据えたメニュー構成にあります。「脂の多い肉は量を食べにくい」という顧客の声を受け、より食べやすく、年齢層を問わず楽しめる内容に仕上げているとのことです。

看板メニューは「特選黒毛和牛赤身ヘレ肉」（2,480円）。提供時にはフォークで切り分けて見せる演出もあり、柔らかさを視覚的に伝える工夫がされています。

コースメニューも充実　幅広い価格帯に対応

コース料理にも注力しており、1万2,000円の「厳選黒毛和牛 元氣離れコース」では、肉刺し3種盛りや特選シャトーブリアンなどが楽しめます。ほかにも、赤身を中心とした「元氣 和牛赤身コース」（8,000円）など、ニーズに合わせた選択肢を用意しています。

単品メニューでは、「元氣特製葱包み塩タン」（2,480円）がユニークです。A5ランクのタンで、特製のネギだれを包む一品で、さっぱりした味わいとジューシーさのバランスが特徴だといいます。

地域への感謝を込めて

小林さんは「ここまで来られたのは、背中を押してくれた仲間たちのおかげ。今後は地域や支えてくれた人たちに恩返しできるよう努めたい」と語っています。

営業時間は17時〜24時で、日曜日が定休日です。姫路中心街で、赤身肉を堪能できる新たな選択肢として、注目を集めそうです。