
姫路に日本酒バー「BIROKU」 ケグドラフト導入、立ち飲みスタイルで
姫路市久保町に9月11日、日本酒バー「BIROKU(びろく)」がオープンしました。立ち飲みで気軽に日本酒を楽しめるスタイルを取り入れています。
13年の経験を持つ店主
店を営むのは菅原百合花さん。JR姫路駅隣接のビエラ姫路にあった日本酒バー「試(こころみ)」で、約13年間バーテンダーとして経験を積みました。
閉店後、「日本酒をもっと身近に感じてもらいたい」という思いを形にし、自身の店を構えました。
店名の「BIROKU」は「酒は天の美禄」という言葉に由来し、菅原さんの日本酒への姿勢を表しています。店舗面積は約6坪、立ち飲みで7人ほどが入れる小さな空間です。
ケグドラフトで味わう一杯
店の大きな特徴は、日本酒を専用のたる(ケグ)につないだサーバーから注ぐ「ケグドラフト」の導入です。
開栓直後のフレッシュな味わいを長く楽しめるのが魅力で、現在は姫路の地酒「雪彦山 純米 スパークリング」(500円)を提供しています。
今後は全国の酒蔵のケグドラフトを順次入れ替えていく予定です。
多彩なラインアップと手軽な価格
そのほか、青森「如空」、栃木「大那」、新潟「高千代」、秋田「まんさくの花」、兵庫「稔代」、佐賀「七田」など、全国各地の銘柄を常時10種類以上そろえています。価格は1杯400円、飲み比べセット(3杯1,000円)も用意され、日本酒初心者から愛好家まで幅広く楽しめます。
気軽につまめる一品料理
つまみは「酒盗チーズ」「あぶり小鰯(こいわし)」「たこわさ」など全品200円。食事メニューは少ないため、菅原さんは「しっかり食べたい方は事前に食事を済ませてから立ち寄るのがおすすめ」と話します。
店主が語る「日本酒の楽しみ方」
菅原さんは「一杯の日本酒から会話が広がる場所にしたい」と語ります。実際に来店した人からは「日本酒の蔵元や銘柄についての話を聞けて楽しい」「気軽に立ち寄れる雰囲気が良い」との声も寄せられています。立ち飲みスタイルのため、長居よりも「新しいお酒入ってる?」と気軽に顔を出すような楽しみ方が合いそうです。