
イオンタウン姫路に子ども服リユース店「ECOLIFE COCO」 兵庫県初出店
姫路のママ・パパに寄り添う場 SDGsにもつながる子ども服リユース
子ども服リユースショップ「ECOLIFE COCO(エコライフココ)」(姫路市延末、TEL 079-281-0609)が8月8日、イオンタウン姫路にオープンしました。兵庫県内では初の出店です。
「ママに優しく地球に優しく」を掲げる店舗
同店は「ママに優しく地球に優しく!!」をスローガンに、子ども服や雑貨、育児用品を専門に扱うリユースショップです。着られなくなった衣類や使わなくなったベビー用品を買い取り、店頭で再び販売する循環型の仕組みを整えています。
幅広いラインアップと約1万点のアイテム
店舗面積は約20坪。取り扱いサイズは新生児用の50サイズから160サイズまでと幅広く、普段着から冠婚葬祭や発表会に使えるフォーマル服まで取りそろえています。
また、チャイルドシートや三輪車、知育玩具や絵本も並び、本は絶版となった新品も含めて約1万点以上がそろうといいます。
子育て経験者のスタッフが対応
スタッフは全員が子育て経験のある親。短期間でサイズアウトしてしまう子ども服や、使用期間が限られるベビー用品を「次につなげる」利用を呼びかけています。
店長の梶浦直輝さんは「子どもは成長が早く、数回しか着ないまま手放す服や、使う期間が短いベビー用品が多い。当店を通じて『もったいない』を減らし、子育て世代の負担軽減と環境への配慮を両立したい」と話しています。
地域で高まるリユース需要
近年、姫路市を含む播磨地域でもフリマアプリや地域のバザー、リユースショップの利用が増えています。物価高や子育て世代の負担増が背景にあり、使わなくなった子ども用品を「捨てずにつなぐ」動きは広がりを見せています。
特に子ども服はサイズアウトのサイクルが早いため、家庭内で眠ってしまうケースも多く、地域での再循環が求められていました。
SDGsの視点から
「ECOLIFE COCO」の取り組みは、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)のうち、「つくる責任つかう責任(目標12)」や「気候変動に具体的な対策を(目標13)」に直結します。廃棄を減らすことで環境負荷を軽減し、資源を有効活用する循環型社会の実現に貢献しています。
また、地域の子育て世帯にとって経済的なメリットがある点も、SDGsの「貧困をなくそう(目標1)」や「すべての人に健康と福祉を(目標3)」といった側面に通じるといえます。
営業時間と利用方法
営業時間は10時~19時。買い取り受付は17時まで。買い取りは予約不要で、衣類はシーズンに合わせた商品が中心となるため、持ち込み時には注意が必要です。