姫路の「喃風」創業40周年 子どもの一言から生まれた名物「どろ焼き」

姫路の「喃風」創業40周年 子どもの一言から生まれた名物「どろ焼き」




姫路のお好み焼き店「喃風」が40周年 名物「どろ焼き」誕生のきっかけも

姫路発祥の粉もの料理「どろ焼き」で知られるお好み焼き店「喃風(なんぷう)」を展開する喃風グループが2月1日、創業40周年を迎えました。

同店は1986(昭和61)年2月、秦良自さんが姫路市船場で「お好み焼ハウス南の風」として創業しました。創業当初の店舗はすでに閉店していますが、その後、姫路駅前に本店を構えるなど事業を拡大し、現在は近畿を中心に約30店舗を展開しています。看板メニューの「どろ焼き」を中心に、お好み焼きや鉄板焼きなどのメニューを提供しています。


創業は船場の小さなお好み焼き店

創業当初は15坪ほどの小さなお好み焼き店からのスタートでした。店舗展開は船場、アメリカ村、姫路駅前(どろ焼酒場)、宮西店の順に進み、姫路市内ではファミリー層を主なターゲットとした「南風」ブランドでの出店も行いました。

2003(平成15)年には屋号を現在の「喃風」に変更。その後もフランチャイズ展開などを進め、関西を中心に店舗網を広げてきました。





子どもの一言から生まれた「どろ焼き」

喃風の看板商品「どろ焼き」は、創業間もない頃、来店客の子どもから寄せられた「たこ焼きを食べたい」という要望がきっかけで誕生しました。

たこ焼き器がなかったことから、お好み焼きの生地にタコや卵、だしを加え、鉄板の上でオムレツ状に焼き上げる方法を考案。明石焼きのように和風だしにつけて食べるスタイルで提供したところ、裏メニューとして評判を集めました。

その後、キャベツや豚肉などを加えて改良を重ね、現在の「どろ焼き」の形へと発展しました。

どろ焼きは、お好み焼きでももんじゃ焼きでもない独自の粉もの料理で、スプーンですくって特製和風だしにつけて食べるのが特徴です。現在では姫路名物として広く知られ、同店の主力商品となっています。


テレビやドラマにも登場 姫路名物として定着

どろ焼きはテレビ番組やドラマなどで紹介されることも多く、バラエティー番組や情報番組などで取り上げられてきました。姫路発祥の粉もの料理として知名度を高め、現在では観光客が訪れるきっかけの一つにもなっています。





「食を通じて笑顔を届けたい」

昨年には姫路市内にセントラルキッチンを開設し、商品供給体制の強化も図りました。

2021年2月には、創業者で当時代表を務めていた秦さんの引退に伴い、事業はヒメユキ(姫路市別所町小林)の大髭康弘さんが引き継ぎました。現在は大髭さんが代表を務め、店舗運営を行っています。

大髭さんは「食を通じて笑顔を届けたいという思いを大切にしている。飲食店は自宅から最も身近なエンターテインメントと考え、食の楽しさや魅力を伝えていきたい」と話します。

喃風は今後も、姫路発祥の名物「どろ焼き」を通して地域の食文化を発信していく考えです。

 

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