【姫路 居酒屋】家庭料理「あらい」5周年を迎える

姫路駅近くの小さな居酒屋

　居酒屋「家庭料理 あらい」（姫路市南町）が11月28日、オープンから5周年を迎えました。店舗はビル2階に位置し、店舗面積は約6坪です。席数はカウンター7席です。

　店主の清水美重子さんが、1977（昭和52）年から魚町で居酒屋を営んでいた清瀬るり子さんを誘い開業しました。清瀬さんは夫の死去に伴い2013（平成25）年に閉店していましたが、経験と料理の味を届けたいと清水さんが声をかけ、再び厨房に立つことになったといいます。

コロナ禍からの立て直し

　開業当初は新型コロナの影響で集客が伸び悩んだ時期が続いたそうです。約2年前からは駅前や駅周辺で開かれるグルメイベントに出店し、認知向上に取り組んできました。現在ではリピーターが増え、近隣ホテルの宿泊客が出張時に来店するケースも見られるといいます。

日替わりの家庭料理

　提供する料理は日替わりで、「かす汁」（400円）、「煮魚」（800円～）、「湯豆腐」（500円）、「1人鍋」（1,000円）などの家庭料理が並びます。ドリンクは生ビール、焼酎、ハイボール（550円）、日本酒（650円）などをそろえています。

「期待通り」だから安心できる味

　清瀬さんの料理は記者もよく知っていますが、何を食べても安心して楽しめる味です。難しいアレンジや新しい味付けではなく、魚の煮つけや揚げ物など「期待通り」の味が魅力です。期待通りだからこそ、いつ食べてもほっとする味わいが楽しめると感じます。

旅先で思い出してもらえる店に

　清水さんは「出張で姫路に来られるたびに立ち寄ってくれる人もいて、姫路という土地に来たら“あらい”に行こうと思ってくださることはうれしいです。旅先や行先で思い出してもらえる店でありたいです。家庭料理を求めて来店してくださるお客さまに、これからもくつろいでもらえる店づくりを続けたい」と話します。

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