姫路文学館 ジュンについて

【2025/11/16】ひとり出版社・夏葉社の歩みを追うドキュメンタリー映画「ジュンについて」が姫路文学館にて上映

「何度も、読み返される本を。」

編集経験ゼロから出版社を立ち上げた一人の編集者の物語

「何度も読み返される本を作りたい」――そんな思いを胸に、東京・吉祥寺でたった一人で出版社を営む島田潤一郎さん。
その姿を追った記録映画『ジュンについて』が、11月16日(日)に姫路文学館で上映されます。
映画は、ひとり出版社・夏葉社と代表の島田潤一郎さんの15年間にわたる歩みを丁寧に描いたドキュメンタリーです。




映画について

島田さんは、大学時代に小説コンクールで一等賞を受賞し、27歳まで作家を目指していました。しかし夢は叶わず、就職しても居場所を見つけられない日々が続きます。
そんな折、故郷・高知でともに夏を過ごした従兄の死をきっかけに、自らの手で詩を出版しようと決意。その詩集『さよならのあとで』が、後に夏葉社を代表する一冊となります。
以来、編集経験ゼロから始まった出版活動を、島田さんは編集・経理・発送まで一人で行い、地道に続けてきました。
「本を読むことで救われた」という自身の体験から、いまは本や本屋、そこに集う人々への“恩返し”として、本作りを続けています。
2022年の夏には、広島県の山あいで不登校の若者たちを積極的に雇う「ウィー東城店」の本の編集に取り組むなど、その活動は本を通して人と人をつなぐ場へと広がっています。

姫路文学館 ジュンについて


上映情報

会場:姫路文学館 講堂(北館3階)
日時:11月16日(日)
上映:12:00〜14:07
トーク:14:20〜15:00(終了後、サインセール・書籍販売あり)
料金:前売り券:2,000円(当日 2,300円)
小〜高校生:500円(当日 800円)
主催:『ジュンについて』姫路上映実行委員会・兵庫県映画センター
協力:姫路シネマクラブ / 姫路労音 / 姫路文学友の会
後援:姫路市 / (公財)姫路市国際交流財団

問い合わせ・前売り券申込み
📞 090-1028-7052(月〜金 10:00〜17:00)
📞 078-754-5503(土日祝休)
📧 himecine97@yahoo.co.jp

前売り券取り扱い店
おひさまゆうびん舎 / あまかわ文庫 / 喫茶フリーダ / 本と珈琲 かるもまみお
姫路キャスパホール / パルナソスホール / 姫路労音事務所




関連リンク

🔗 公式サイト:https://9minpic.com/aboutjun/


本好きの街・姫路に、ひとり出版社という静かで力強い営みを映した映画がやってきます。
「何度も読み返される本」をつくる島田さんの姿に、きっと“本と生きる”ということの意味を考えさせられるでしょう。

 

 

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