
姫路・日本玩具博物館で「馬の郷土玩具」展 干支「午」にちなみ
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日本玩具博物館で「馬の郷土玩具」展 干支「午」にちなみ新春恒例企画
今年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ企画展「馬の郷土玩具」が、日本玩具博物館(姫路市香寺町)で開かれています。
人と馬の関わりを郷土玩具から紹介
全国各地で作られてきた馬の郷土玩具を通して、人と馬との関わりや、地域ごとに込められてきた祈りや願いを紹介する新春恒例のテーマ展です。馬は古くから軍事や運輸、農業など、人々の暮らしを支えてきた存在で、干支の動物の中でも多様な造形が残されているといいます。

木・土・藁で作られた馬の玩具約150点
会場となる2号館特別陳列コーナーには、木や土、藁(わら)など身近な素材で作られた馬の玩具約150点を展示しています。素材や用途ごとに、郷土玩具の成り立ちや役割を分かりやすく解説しています。
東北地方に多く伝わる木製の馬は、馬市で手放した愛馬の形見や、病や災いから身を守るお守りとして作られたとされます。一方、土や紙で作られた馬は、神の乗り物とされる「神馬」をかたどったものが多く、祭礼との深い関わりを示しています。
藁馬に込められた祈りと地域性
藁馬の展示では、正月や節句、祭礼などで用いられてきた素朴な造形の作品が並びます。長野市の「桐原の藁馬」は、馬の繁殖や養蚕の繁盛を願って奉納されたもので、地域の産業と信仰が結びついた背景を伝えています。子どもの成長や縁結びなど、さまざまな願いが馬の姿に託されてきたことがうかがえます。

時代とともに変わる馬の姿も紹介
このほか、武者や軍人を乗せた人形、農作業や運搬に使われた馬を表現した玩具、春駒や首馬といった子ども向けの玩具も紹介しています。時代や用途によって変化する馬の姿を通して、日本人と馬との関係をたどる構成となっています。

学芸員コメント
同館女学芸員の尾崎織さんは「郷土玩具は、遊び道具であると同時に、その土地の信仰や美意識、生活文化を映し出す資料です。馬の玩具を通して、暮らしの中に根付いてきた歴史を知ってもらえれば」と話します。
開催概要
開館時間は10時~17時で、水曜休館です。入館料は大人600円、高校・大学生400円、4歳以上200円です。会期は3月31日までです。
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