
【姫路 イベントレポート】万博・オーストリア館で展示されていたベーゼンドルファー社のピアノを見てきました。
姫路のまちに、またひとつ“誇れる音”が加わりました――。
2月22日、神屋町の文化拠点・アクリエひめじで開かれたコンサート「The 4 Pianos+1 Special Edition」。大阪・関西万博のオーストリアパビリオンに展示された、オーストリアの名門ピアノメーカーベーゼンドルファー社製グランドピアノのお披露目イベントとあって、注目度は抜群。会場には音楽ファンら1970人が来場し、客席は満席となりました。
開演前から“万博ムード”全開
開演前には、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がサプライズ登場。
客席からは歓声が上がり、写真を撮る家族連れや子どもたちの姿も。大ホールいっぱいに集まった1970人の期待感が一気に高まり、会場は和やかで温かな雰囲気に包まれました。万博の高揚感と地元・姫路のあたたかさが重なり合う、そんな幕開けでした。
万博帰りの“特別な一台”が姫路へ
今回お披露目されたピアノは、姫路市が購入した世界16台限定の特別モデル。内部には「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」が描かれ、自動演奏機能も備えています。

購入の背景には、世界文化遺産姫路城と、オーストリア・ウィーンのシェーンブルン宮殿との姉妹城提携というご縁も。城のまち・姫路と音楽の都・ウィーンを結ぶ象徴が、いま姫路にあるというのは、なんとも誇らしい話です。

名手と若手がつないだ音のバトン
第1部では、「ベーゼンドルファー・アーティスト」の称号を持つピアニスト久元祐子さんが登場。シューベルトやリストの作品を披露し、ウィーンの伝統を感じさせる深く温かな音色で満席のホールを魅了しました。

ベッセンドルファーを演奏する久本さん
久元さんは
「ウィーンの伝統に根差した木材の響きによる温かく深みのある音色が特長。これからも姫路の皆さんに楽しんでもらいたい」
と話します。

久元祐子さん(アクリエ姫路にて)
第2部は「世界の姉妹城を旅するコンサート」。姫路市出身の山中歩夢さんら県内出身の若手ピアニスト4人が出演。ショパンの「ポロネーズ第6番『英雄』」やモーツァルトの「ピアノソナタ第11番『トルコ行進曲』」などを熱演し、大きな拍手が何度も湧き起こりました。

姫路の新たな“文化の音色”
1970人で満席となったホールに響いた、世界限定モデルの音色。
万博から姫路へと受け継がれたこの一台は、2月25日からアクリエひめじメインスタジオで一般展示も始まります。
(展示日はアクリエひめじのイベントカレンダーをご確認ください)
城のまち・姫路に加わった新たな文化の象徴。
この日の熱気が、これからの姫路の音楽シーンをさらに盛り上げてくれそうです。


