
姫路・青山北「nico」が1周年 犬と過ごせる空間に新たな一歩
姫路市青山北にあるシフォンケーキと犬用菓子の専門店「nico(にこ)」が、2025年7月26日に開業から1周年を迎えました。店内では、人も犬も安心してくつろげる空間づくりに力を入れており、8月には新たに犬の遊び場が設けられる予定です。
犬と一緒に過ごせる場所を目指して
「nico」は、店舗面積約12坪とコンパクトながら、テーブル席を2卓(計6席)設置し、イートインにも対応しています。特徴的なのは、犬用の撮影ブースが常設されている点です。飼い主が愛犬と一緒に記念写真を撮ることもでき、訪れる人の楽しみのひとつになっています。
開業のきっかけは「歯が4本の保護犬」
店を運営するのは、5年間保護犬施設でボランティア活動をしていた阿達真弓さん。開業のきっかけは、自身が保護した犬の歯が4本しかなかったことでした。咀嚼や消化に負担をかけず、かつ安心して与えられるおやつを作りたいという思いから、独学と講座で製菓技術を学び、無添加・無着色・乳製品不使用の犬用菓子を開発しました。
「人も犬も安心して食べられる」メニュー展開
「nico」の看板メニューは、ベーキングパウダーなどの添加物を使用せず、独自の製法で焼き上げた米粉のシフォンケーキです。しっとりとした食感と、きめ細やかな生地が特徴で、プレーン(200円)やチョコレート(280円)などの定番を中心に7種類を展開。純生クリームをサンドしたものや、フルーツ入りのカップタイプ(380円)などもあり、好みに応じて選べます。
また、昔ながらの「昭和プリン」や、生クリームを使用した「リッチプリン」(各230円)も提供。ドリンクとのセットメニュー(580円)も人気です。
犬用メニューも充実
犬向けには、手作りクッキー(250円)、カップケーキ(200円)などに加え、赤穂郡上郡町の「かなじヤギファーム」から仕入れる無添加のやぎミルク(50ミリリットル・300円)なども取りそろえています。
8月には「犬の遊び場」が登場予定
1周年を迎え、阿達さんは新たな取り組みにも意欲を見せています。「8月には店内に犬の遊び場を新設する予定です。これからも、愛犬と飼い主が安心して過ごせる場所でありたい」と語っています。
営業時間は11時〜17時30分で、月曜〜木曜は定休日。店内は犬連れでの来店が可能で、焼き菓子やスイーツを楽しみながら、愛犬とのひとときを過ごすことができます。