
姫路・安富町「古民家ランチ 晴るばる」が5周年
自家栽培の野菜と鮮魚が主役 昼だけ開く古民家レストラン
兵庫県姫路市安富町にある「古民家ランチ 晴るばる」(TEL 0790-60-3006)が、2024年7月24日にオープンから5周年を迎えました。
自然に囲まれた静かな地域で、昼の数時間だけ開くこのレストランは、地元の人々はもちろん、遠方から足を運ぶリピーターも多い人気店です。
古民家をセルフリノベーション コロナ禍に開業した挑戦
「晴るばる」は、店主の森優治さんが脱サラ後、約20年間空き家だった義父の家を改装し開業したレストランです。
改装には約1年をかけ、新型コロナの影響でオープンは半年延期となりましたが、2020年7月に無事営業を開始しました。
森さんは、百貨店や企業の総菜部門で働いた経験があり、見た目にも美しく味のバランスが取れた小鉢料理に定評があります。
畳敷きの店内は“靴を脱いでくつろげる空間”
店内は約40坪、座席は42席あり、すべて畳敷きの小上がり形式です。玄関で靴を脱いで上がるスタイルで、まるで誰かの家に招かれたような安心感があります。
玄関横には下駄箱があり、店内にはアクセサリーや髪留め、ポーチなど手作り雑貨も並んでいます。明るい木目調の家具が和モダンな雰囲気を演出し、ほっとひと息つける空間です。
こだわりの食材は、自家菜園と毎朝仕入れる鮮魚
営業はランチタイム(11:00〜14:00L.O.)のみ。森さんは店の営業に加え、自宅近くの畑で年間約70種類もの野菜を育てています。
その野菜と、毎朝市場で仕入れる鮮魚を使った料理がメニューの中心です。
すべてのランチに、月替わりの小鉢・味噌汁・地元農家から仕入れるご飯が付き、丁寧な家庭料理のような安心感があります。
看板は魚料理 肉メニューも充実
魚料理が中心ですが、肉料理も人気です。代表的なメニューは次のとおりです。
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鯛のみそ焼きとお刺身ランチ 1,991円
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鯛のかぶと煮とお刺身ランチ 1,991円
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お刺身盛り合わせランチ 2,178円
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手ごねハンバーグランチ 1,903円
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若鶏の唐揚げランチ 1,463円
(すべてドリンク付き)
私は「手ごねハンバーグランチ」をいただきましたが、しっかり肉の旨味を感じる食べごたえのあるハンバーグで、ご飯のおかずとしても満足感の高い一皿でした。
「忙しすぎず、お客さまと話せる今がちょうどいい」
森さんは「オープン当初は不安もありましたが、今では満席になる日も増え、少しずつ手応えを感じています」と話します。
「朝は畑や仕入れ、営業後は仕込みに追われますが、充実しています。秋野菜の準備も始まるので、忙しすぎず、お客さまと会話ができる今のペースを大切にしたいです」と語っていました。
実際にお会いしても、森さんはとても気さくで話しやすい方でした。お客さまと話す時間を楽しんでいる様子が伝わってきます。
「わざわざ来たくなる場所」に
「晴るばる」は、わざわざ足を運ぶ価値のある店です。季節ごとに変わる料理、畳の上でくつろげる空間、そして何より店主との会話が、日常にちょっとした“非日常”を与えてくれます。
ふらっと立ち寄るというより、「次の休みにまた行こう」と思える、そんな場所です。
店舗情報
古民家ランチ 晴るばる
所在地:兵庫県姫路市安富町安志142
電話番号:0790-60-3006
営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:00)
定休日:水曜・金曜
駐車場:あり
Instagram:https://www.instagram.com/harubaru2020/