姫路に「ドッグケアハウスワン」　老犬ケアや個室対応も　愛犬との暮らしを多面的にサポート

兵庫県姫路市飾磨区構に、トリミングやペットホテル、老犬介護に対応する複合型施設「Dog care house 1.（ドッグケアハウスワン）」が5月1日にグランドオープンしました。施設は、山陽電鉄本線・亀山駅から車で5分ほどの距離に位置し、専用駐車場も完備しています。

トリミング、ペットホテル、老犬介護が一体に

店舗面積は約20坪で、トリミングサロンを中心に、ペットホテル、老犬介護施設を併設した一棟型の運営が特徴です。施設内にはゲージ9台と、静かな環境を好む犬向けの個室「VIPルーム」1室を備え、最大10頭まで同時受け入れが可能。バリアフリー構造で、フリースペースや休憩用の個室も整えられています。

ストレスの少ないケアを重視

「ワンちゃんの気持ちに寄り添ったケアを大切にしています」と話すのは、オーナーの神崎とも子さん。シャンプーやカットの際には、その子のペースに合わせた施術を心がけており、カウンセリングでは飼い主の要望を丁寧にヒアリングします。

シャンプーは皮膚や被毛の状態に応じて複数の種類を使い分け、洗浄には超微細気泡を生み出すミラブルマイクロバブルシャワーヘッドを標準使用しています。これにより、皮膚への負担を抑えながら、毛穴の奥まで汚れを落とすことができます。

シニア犬にも対応　「第2のわが家」のような場所に

施設の大きな特徴のひとつが、老犬介護への対応です。「重度障害のある息子の介護経験から、人も犬もケアする側の負担を軽減する場が必要だと感じた」と語る神崎さんは、「ワンちゃんがリラックスして過ごせる『第2のわが家』を目指した」と話します。

老犬の受け入れに年齢制限はなく、体調や生活環境に合わせたカウンセリングを実施。無理のない範囲でケアを行う体制が整っています。重度の疾患がある場合は、医療機関併設の施設を案内するなど、対応の線引きも明確です。

宿泊も「いつも通り」を大切に

ペットホテルでは犬・猫の受け入れが可能。ケージフリーで過ごせる空間に加え、バルコニーにはドッグランも用意されています。環境の変化によるストレスを減らすため、普段の食事のほか、愛用品の持参も推奨しています。

地域に根差した運営目指す

今後はプロカメラマンによる撮影会や、地域交流イベントの開催も計画中とのこと。神崎さんは「地域の飼い主さんたちとつながる場として、長く愛される施設にしていきたい」と話しています。

利用料金と営業情報

主な料金は以下の通りです。

• トリミング：4,500円～

• ペットホテル：5,500円～

• 要介護犬ステイ：1泊9,500円～

• VIPルーム利用：3,000円

営業時間は9時30分～18時。トリミングのみ日曜定休です。送迎や病院代行サービスにも対応しており、詳細は問い合わせを受け付けています。

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