
【姫路 観光】世界遺産・姫路城、入城料改定 市外大人2,500円へ
姫路城、入城料を改定 市外の大人は2,500円に
姫路城(兵庫県姫路市)は3月1日から入城料を改定しました。将来にわたって城を保存・継承していくための措置で、18歳以上の市外在住者の料金はこれまでの1,000円から2,500円となりました。天守に上ることができる城郭としては、国内でも最高水準の価格帯となります。
市民は据え置き、18歳未満は無料に
料金区分も見直されました。18歳以上の一般(市外在住者)は2,500円、姫路市民はこれまで通り1,000円です。団体(30人以上)の場合は、一般が2,000円、市民が800円となります。

一方、18歳未満は市内外を問わず無料となりました。若い世代が城に親しみ、文化財の価値や保存の意義への理解を深めてもらうことを目的としています。
年間パスポートにあたる「姫路城年間縦覧券」は5,000円で販売を始めました。複数回訪れる人にとっては利用しやすい仕組みとなります。
維持管理や保存修理の財源確保へ
市は今回の改定について、今後10年間を見据えた維持管理運営費や保存修理、整備事業などに必要な経費を積算し、収支バランスを踏まえて決定したと説明しています。歴史的景観の保全に加え、往時の姿の復元やインバウンド対応、デジタル技術の活用などにも充てていく方針です。

市民料金の適用には、マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真と住所が確認できる公的証明書の提示が必要です。18歳未満の場合も、学生証や生徒手帳などで確認を行います。
ペット入城を禁止、安全対策も強化
有料区域内へのペット同伴は、安全確保の観点から禁止となりました。これまで認めていたケージ等に入れた状態での入城もできなくなります。ペットの一時預かりは行っていません。盲導犬や聴導犬は従来通り入城可能です。三の丸広場など有料区域外では、これまでと同様に散歩ができます。
同日からは、子ども向けパンフレットの配布も開始しました。城への関心を高め、保存継承への理解を深めてもらう狙いです。

また、来城者の安全性向上と見学環境の充実を目的に、肩掛け式のオリジナル携帯袋を1人1枚配布します。大天守や百間廊下に上る際の靴袋や手荷物入れとして利用でき、使用後は各自で持ち帰る形式です。
賛否の声も
今回の値上げについては、交流サイト(SNS)上で「上げ幅が大きい」といった意見がある一方、「子ども無料は評価できる」「年間券なら利用しやすい」といった声も見られます。
世界文化遺産として国内外から多くの観光客を迎える姫路城。料金改定を機に、保存と活用の両立がどのように進められていくのかが注目されます。


