
成人式を支える姫路の呉服店「うめおか」のボランティア活動が3年目に
姫路市北条口にある呉服店「うめおか」が、成人式当日に新成人たちの晴れ着をサポートするボランティア活動を今年も行います。1月13日にアクリエひめじ(神屋町)で開催される成人式典「はたちの集い」の会場で、晴れ着の着崩れを直す「着崩れお直し隊」として活動します。この取り組みは今回で3年目となります。

着物初心者の不安を解消する取り組み
「うめおか」の専務取締役である梅岡勇哉さんによれば、初めて着物を着る新成人の中には、着物の締め付けで体調を崩す人や、着崩れを心配する人が少なくないとのことです。こうした声を受けて、「初めての着物体験が嫌な思い出にならないように」という思いから、この活動を2023年にスタートさせました。
活動当日は、「うめおか」のスタッフが会場内を巡回し、無料で着崩れを手直しします。帯締めや襟元の調整、帯の修正、おはしょりの整えなど、プロの技術で晴れ着を美しく仕上げ、新成人が安心して式典に参加できるようサポートしています。
昨年の活動と新成人の反応
昨年も多くの新成人がこのサービスを利用しました。スタッフが帯や襟元を整える様子に「安心しました」と笑顔を見せる新成人たちの姿が印象的だったといいます。この活動によって、晴れやかな気持ちで式典を楽しめたという声も多く寄せられました。

当日の案内と呼びかけ
梅岡さんは、「当日は腕章をつけたスタッフが会場内を回っています。気になることがあれば、どうぞ遠慮なく声をかけてください」と話し、新成人たちに積極的な利用を呼びかけています。

地域への貢献と今後の計画
「うめおか」のこのボランティア活動は、地域社会に根ざした取り組みとして高く評価されています。今後もさらに多くの新成人をサポートし、地域全体で新たな門出を祝福する場を提供していく予定です。梅岡さんは、「地域の皆様と共に、より良い成人式の環境作りに貢献していきたい」と意欲を示しています。
※本記事の内容は執筆および投稿時点の情報に基づいておりますが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。また、万が一誤りを発見された場合は、お知らせいただけますと幸いです。