
【8/31日まで開催】描かれたお城と城下町 ― 築かれた城・理想の城・古城 ― 兵庫県立歴史博物館 特別展
兵庫県立歴史博物館で8月31日まで「描かれたお城と城下町 ― 築かれた城・理想の城・古城」が開催中です。
江戸時代、人々は実在する城から架空の城、すでに廃城となった古城まで、さまざまなお城を描いてきました。
ではなぜ、それらは描かれたのでしょうか?
本展では、城郭を描いた絵図や関連資料を通して、当時の社会背景や人々の思いをひも解きます。江戸城や大坂城、二条城などの幕府の城から、姫路城をはじめとする全国の城、そして古城の姿までをご紹介します。
この夏、お城の世界をじっくり味わってみませんか?
開催概要
会期:2025年7月12日(土)~8月31日(日) ※44日間
※前期:7月12日~8月11日/後期:8月13日~8月31日(展示替えあり)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
※7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館。翌日休館。
会場:兵庫県立歴史博物館 特別展示室
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
TEL:079-288-9011
料金:
大人 1,200円(950円)/大学生 950円(750円)/70歳以上 600円(450円)
障がい者 一般300円(200円)、大学生200円(150円)/高校生以下 無料
※( )内は20人以上の団体料金
※障がい者1人につき介護者1人は無料
展覧会のみどころ
約30年ぶりの里帰り!「姫路城図屏風」
越前市の個人宅に伝わる「姫路城図屏風」が約30年ぶりに公開。
17世紀後期~18世紀中ごろの姫路城内三の丸などを、詳細かつ正確に描いた貴重な屏風です。
徳川大坂城再築に関する新出資料を初公開!
淡路島・沼島で昨年再発見された「寛永弐年六月廿三日 蜂須賀家政 制札」。
所在不明だった実物が約400年ぶりに海を渡り、ついにお披露目されます。
名古屋城・二条城・大坂城の重要文化財を展示
築城に関わった中井家伝来の指図や文書、二条城二之丸御殿の障壁画「竹林群虎図」など、国指定重要文化財を公開。
篠山藩・青山家伝来「肥前名護屋城図」
豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点・名護屋城(佐賀県)と城下町を描いた希少な図。現存3点のうちの1点を展示。
各地の城郭修補図や関連資料
姫路藩・酒井家や篠山藩・青山家の城郭修補図を中心に、最新の研究成果を交えて紹介。
映像作品「豊臣期大坂図屏風」
オーストリア・エッゲンベルグ城所蔵の屏風をもとに、アートユニット“Otograph”が映像化。豊臣大坂城の姿に思いを馳せられる作品です。
展覧会構成
幕府の城 ― 江戸城・大坂城・二条城など、幕府の城と“ひょうご”の関わりを紹介
大名の城と城下町 ― 「姫路城図屏風」ほか、城下町や修理伺図を展示
理想の城づくり ― 軍学の世界 ― 兵学や軍学の中で描かれた理想の城
古城を想う ― 廃城となった古城への人々の思いをたどる資料
この夏、歴史の中で生まれ、そして描かれたお城の物語を体感してみませんか?