
姫路の老舗「八瀬鉄工所」で見た“おいしいものづくり”
社長がふるまう絶品カレー!姫路の老舗「八瀬鉄工所」で見た“おいしいものづくり”
車や船の心臓とも言える「エンジン」。そのエンジンに欠かせない部品を、姫路で100年にわたって作り続けている会社があります。それが、株式会社八瀬鉄工所(姫路市花田町勅旨)。そしてその社長・八瀬弘司さんが、週に一度、社員のためにカレーや汁物をふるまう“社長食堂”を営んでいるという話を聞き、現地におじゃましてきました!
五代目社長の「料理愛」から始まった食堂
八瀬鉄工所の社長・八瀬弘司さんは、実はもともと料理好き。学生時代は居酒屋でアルバイト、卒業後も名古屋の飲食チェーンに勤めていたという異色の経歴の持ち主です。家業を継ぐために姫路へ戻り、鉄工所で働くようになってからは、長らく料理からは離れていたそうですが、ある日、友人の一言がきっかけで再び“料理魂”に火が付きます。
「社員が自由に仕事に取り組める環境をつくるなら、まず自分が好きなことをやろうと決めたんです」
そうして生まれたのが「社長食堂」。週に一度、手作りの温かい汁物をお昼にふるまい、社員の身体と心を支えています。
社員の声が励みに。始まった“月イチカレー”

出典:八瀬鉄工所 インスタグラム

出典:八瀬鉄工所 インスタグラム
現在では、月に一度は“60皿分のカレー”を大鍋でつくる「社長カレー」の日も開催されていて、社員だけでなく、取引先の営業マンや近隣の銀行員など、外部のお客さんも楽しみにやってくるという人気ぶり!
※八瀬鉄工所オリジナルのスプーンが、料理への誇りを物語っています。
「クランクシャフト」加工の老舗。未来への挑戦
八瀬鉄工所が手がけるのは、エンジンのピストン運動を回転運動に変える「クランクシャフト」の加工。自動車、船舶、農業機械から産業機械まで、さまざまな動力の要となる部品です。
社員同士の挨拶も気持ちよく、「どこの誰かも知らない私にも、全員がしっかり挨拶してくれる会社」だと感じました。こういう会社は、きっと伸びる――そう思わせる空気があります。
地域に開く「食堂」を目指して
「2年以内に社員食堂を立ち上げて健康ランチを提供、4年以内には地域にも開放して、姫路の人気ランチ店にしたい」
そう語る八瀬さんの目は、本気そのもの。
食と技術、両方に真摯に向き合う八瀬鉄工所。そこには、社員を想う優しさと、地域とのつながりを大切にする熱い想いがありました。
ごちそうさまでした!そして、これからの「社長食堂」にも大注目です!
カレー開催日や八瀬鉄工所に関するお知らせは、インスタグラムを確認してください。
https://www.instagram.com/yase_tekkousho_insta/
カレーライスのお礼は、八瀬鉄工所さんの求人募集の案内バナーを6月末まで掲載させていただきますね!
素敵な人材が集まりますように♪