
ミモザの杜櫃倉神社 姫路市香寺町
櫃倉神社 〜歴史と魅力〜
■ 概要
櫃倉神社(ひつのくらじんじゃ)は、兵庫県姫路市香寺町恒屋に鎮座する由緒ある神社です。北恒屋の氏神として地域の人々に親しまれており、主祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)、左右には天神地祇(てんしんちぎ)が祀られています。
■ 歴史と由緒
かつて西方の棚原山の山頂に「棚原明神」として祀られ、豊作と雨乞いの神として広く信仰されていました。しかし、恒屋城の落城に伴い、村人たちが神具を麓の櫃(ひつ)蔵に移したことから「櫃倉神社」として知られるようになりました。
また、『播磨鑑』には、神功皇后が三韓征伐の際に棚原山で七重の注連縄を張り、天神地祇を祀ったと伝えられています。
■ 境内と見どころ
神社は急な石階段を登った小高い山の上にあり、厳かな雰囲気を漂わせています。
- 明神鳥居:大正2年に建てられた石造の鳥居が歴史を感じさせます。
- 狛犬(阿獅子):玉をくわえた特徴的な狛犬が鎮座。
- 摂社・白山姫神社:熊野権現と関係が深く、かつては「権現堂」と呼ばれ、神仏習合の時代にはお寺の管轄だったと考えられています。
■ 年中行事
◇ 8月31日:「櫃倉踊り」
近郷でも屈指の盆踊りとして知られ、播州音頭を取り入れた踊りが披露されます。かつては夜通し踊られていたと伝わり、現在も保存会によってその伝統が守られています。
◇ 10月体育の日:「屋台練り合わせ」
隣村の清水森神社と合同で、勇壮な屋台(神輿)の練り合わせが行われ、地域の祭りの中心的な存在となっています。
■ 四季折々の風景 〜ミモザの杜〜
KATU2月から3月にかけてミモザが見頃です

KATU
2月から3月にかけてミモザが見頃です
近年、神社の境内では春になるとミモザの花が美しく咲き誇る姿が話題となっています。地元の氏子によって育てられた約50本のミモザは、鮮やかな黄色の花をつけ、SNSなどを通じて多くの人々が訪れる名所となっています。
「ミモザの杜」としてもPRされ、神社の新たな魅力として地域活性化にも寄与しています。
櫃倉神社は古くからの歴史と伝統を守りながら、新たな魅力を加え、地域の文化と人々の心をつなぐ大切な存在として親しまれています。
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